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駄文 「9回裏の奇跡 完全版」

9回の裏2点差の場面でランナーはさと子さん。バッターはチームの四番アンジェリーナだ…

時は1940年代なかば、戦時中のアメリカでは男子が徴兵でかり出されていたために女性による野球リーグが娯楽になっていた。

さと子はこの試合に賭けていた、なんとしても勝ちたかった。
さと子は先週の飲み会で酔いすぎて「天皇万歳」と叫び日本人だとバレて、この試合が終わると日本に強制送還されることになってしまったのだ。
日本語も片言でしゃべり、ビニールの付け鼻、さしみもマヨネーズで食べたし、thの時は舌を軽く噛んだし、ピザのこともピッツァと呼んだ。
rとlの発音は怪しかったがその他カムフラージュは完璧だったが酒には勝てなかった。

マウンド上で相手ピッチャーが振りかぶり自慢の快速球をくりだした。
アンジェラはその球をライト方向へ弾き返し、さと子がホームインし1点差に追い上げそして右翼手がホームに投げたことを確認したアンジェラは貪欲に二塁を狙った。
しかしそれは右翼手のフェイクで鋭い返球がアンジェラを襲った。アンジェラの懸命な走塁も虚しく塁審がアウトのコールを告げ、主審のスティーブがゲームセットを告げようとしたその時だった…

「待ってスティーブ!ゲームはまだ終わってないわ!」

さと子は懸命に叫んだ・・・

実況、審判、観客、チームメイトまでもが全員が彼女は気が狂ってしまったと思った。

実況「おやおやランナーのさと子が急におかしなことを言い始めましたw得点やアウトカウントも計算できなくなってしまったんでしょうかw」
解説「しょせんジャップの悪あがきですよw戦争もこんなことでは我が国の大笑でしょうなw」

客席からも「往生際が悪いぞ!」「見苦しいぞジャップ!」「早く国へ帰れ」などの野次が飛んできた

そして二塁でアウトになったアンジェラも駆けつけてさと子にを諭した(さと子だ…やめておこう)

「ざど子…すまねぇけんどもありゃワデの走塁ミスださ~…ざど子には申し訳ねぇけんどもウチらの負けだぁ~」

しかしさと子は周りのことなどは気にせずにスティーブの方へ真剣な顔をして近づいていった。そしてスティーブの顔面すれすれまで顔を近づけて彼の手を取り自分の体に引き寄せていった。

実況「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

突然のさと子の行動に驚きと興奮を隠せないスティーブは顔を真っ赤にしながら彼女に言った。

「そっそんなことをしても判定は覆らないぞ…」

相手のベンチからも野次が飛ぶ

「みっともないぞ!負けるのがイヤだからって娼婦の真似事までするのか!」

それを客席で見ていた娼婦のキャロルも怒り出す

「ワタシノオキャクトラナイデヨ!」

そんなことはお構いなくさと子は手をぐいぐい引っ張った。しかしその手は青少年読者の期待するようなを部分ではなくお腹に持っていかれたのだった。

スタジアムに居た全員の頭の上に?マークが浮かび、ついでに「?」はドラクエの語源にもなった。

そしてさと子はスティーブに告げた。

「分かる?動いたでしょ・・・私のお腹の中にはアカちゃんがいるの…」

またまたSuddenly、突然のさと子のわけの分からない発言にスティーブは戸惑った。

「だからなんだと言うんだ!」

スタジアム内がさと子の発言を聴き考え始めたのか静まり返ってしまった。彼女の真意はいったいどこに。彼らは真剣に考え始めた。

その意味に一番初めに気が付いたのは5歳の少年マイケルだった。

「それだと2人返って2点入ったことになるね・・・」

さと子は少年に微笑みかけ黙って頷いた。

実況「なんですとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

やっと気が付いた大人たちは騒然とし始めた。

「という事は同点になって延長だなー」
「そんなの認めれるわけないだろ!」
「いやお腹の赤ん坊だってりっぱな命だ」
「それじゃあパンダースは10人で試合をしていた事になるのか!」
「指名打者制を用いれば10人じゃないか!」
「前からお前のことが気に食わなかったんだ!」
「なんだと、とっとと酒場のツケ代払いやがれ!」
「こんな賃金じゃ働けないよ」
「同情するなら金をくれ」

いろんな声が場内を取り巻いた。

実況「場内ざわめいております。いったいどうなるのでしょう!」

そんな中でスティーブは冷静を取り戻そうとしており、さと子に告げた。

「そんなことは認められない、よってこの試合は」
「あなたの子なの!!!」

スティーブの声を遮ってさと子が衝撃の事実を打ち明けた!

実況「でええええええええええええええええええええ!なんとお腹の子供はスティーブの子供のようです!!!」

この実況を聞いていたボブは手に汗握りしめていた。

「そっそんなの分からないじゃないか…僕の子だって!?」

再び動揺し始めるスティーブ。そして彼から目を離そうとしないさと子。そして標準語のしゃべれないアンジェラ。

「ほんとうじゃよ」

後ろを振り返るとそこにはこの町では知らないもののいない50年渡り病人を治し続けた医者であり長老であるジョンソン市長が立っていた。

「これを見るんじゃ・・・ふぉっふぉっふぉ」

そこには確かにさと子のお腹の子がスティーブの子である証拠が書いてあった。その瞬間スティーブは本当のパパになったのだった。

そして場内から沸き起こる拍手と歓声が沸き起こり延長コールが始まった!

「延長!延長!延長!延長!延長!延長!延長!延長!」

スティーブの瞳からは涙がこぼれそれが彼の今の気持ちを表していた。そしてスタジアムにいる全員の気持ちが一つになり誰もが試合続行を望んだ。

しかしジョンソン市長は更に続けた。

「スティーブそしてさと子も落ち着いて聴きんしゃい。信じられないかもしれんがお腹の子はのぅ、双子なんじゃ」

そしてスティーブが声にならない声で叫んだ。

「ゲームセット!!!」

ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

場内が怒号のような歓声に包まれ興奮に包まれた。

実況「アンビリーバブルや!!!サヨナラならぬオメデタ三点タイムリーヒットでパンダースの逆転勝利でぇぇぇぇぇぇす!」

それを聴いたボブは静かに息を引き取った。

こうして12枚の食パンの異名を持つパンダースの伝説の試合は幕を閉じた。

この数日後スティーブは女性選手と肉体的関係を持ったことを理由に懲戒免職を受け、さと子は日本に帰ることを拒み2人はこっそりと抜け出しメキシコへと渡るのだが・・・

それはまた別のお話。

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2007-12-25 : 書き溜め : コメント : 0 : トラックバック : 0
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